特別企画/special events

市民のためのLGBT基礎講座「日本のLGBTの状況~経験と実践から~」

市民のためのLGBT基礎講座 日本のLGBTの状況 入場無料 講師:柏崎正雄氏(NPO法人アカー執行理事) NOP法人アカー サイト

LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人たちは20人に1人の割合で存在していると言われています。しかしながら可視化が進んでいないために多くの人たちにとって認知されにくい存在になっています。

この講座では、日本でもっとも長い歴史を持つLGBT支援組織であるアカーから講師をお迎えし、団体紹介、活動内容、日本におけるLGBTの現状、HIVと同性愛についてお話を伺います。講師は、国内外のコミュニティ状況に精通されている、アカー執行理事柏崎正雄さんです。誰もが住みやすい社会をつくるために一緒に学び理解を深めましょう。


NPO法人アカーとは?

NPO法人アカー(OCCUR)は、正式名称を「動くゲイとレズビアンの会」という、レズビアン/ゲイのメンバーからなるグループです。同性愛者は差別への恐れなどもあって社会的に孤立したり、自分のことを否定的に捉えてしまうことがあります。このような同性愛者が抱えている悩みなどを、当事者どうしでつながりを持つことで克服し、自己を受容していくために、また、同性愛者のおかれている困難な状況に変化をもたらすために、1986年3月、アカーが設立されました。

設立から22年をへた現在、全国に約350名の登録会員と、2,500名の登録支援者がおり、東京の事務所を中心に約50名がボランティアスタッフとして活動に従事し、レズビアン/ゲイのための電話相談・エイズ/STD情報ライン・法律相談などの各種専門相談、また、エイズの予防啓発イベントなどの社会サービス事業をはじめ、人権擁護、調査研究、政策提言、国際協力などの各分野の事業を総合的に展開しています。

※通称のアカーは、英語のOCCUR(起こる、考えが浮かぶ)からとっています。


<お問い合せ先>
青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル実行委員会
電話:090-6459-5136

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伊奈久喜さん×土井香苗さんトークショー 「世界中の人びとの人権を守るには」

トークショー 詳細

紛争・独裁下の国を中心に80カ国の人権状況を監視する国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ。映像をまじえつつ、紛争下で苦しむ市民たち~なかでも難民やクラスター爆弾などの非人道的兵器の被害者~の現状をお知らせします。世界中の人びとのかけがえのない人権を守るため、日本外交は何をすべきか?

外交担当の日本経済新聞社論説副委員長 伊奈久喜氏と新進気鋭ヒューマン・ライツ・ウォッチの土井香苗弁護士のトークショー!世界のために、私たちができることを考えよう。

伊奈久喜さん

伊奈久喜氏 プロフィール

日本経済新聞社 論説副委員長。

1976年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒。同年、日本経済新聞社入社。東京本社政治部に配属。首相官邸、野党などを担当。その後、ワシントン支局勤務等を経て1993年、東京本社政治部編集委員、1994年、論説委員兼務となる。1999年には「98年ボーン・上田記念国際記者賞」を受賞。2006年、論説副主幹兼編集委員(のちの論説副委員長兼編集委員)となる。(財)平和・安全保障研究所理事、同志社大学大学院法学研究科非常勤講師兼務など、多方面にて活躍中。

著書/A New Multilateral Approach For The Pacific : Beyond The Bilateral  Security Network  (Johns Hopkins University, 1993)

共著/新時代の日米関係(有斐閣、1998年) 新しい世界像(世界平和研究所、1998年) ジャーナリストの20世紀(電通、2000年) 「新しい戦争」時代の安全保障(都市出版、2002年)その他多数

土井香苗さん

土井香苗氏 プロフィール

国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ日本駐在員、弁護士。

大学3年生の時に当時最年少で司法試験に合格。大学4年生の時に、NGOピースボートのボランティアとして、アフリカで一番新しい独立国・エリトリアに赴き、1年間、エリトリア法務省で法律作りのお手伝いのボランティア。その後、1998年東京大学法学部卒。2000年司法研修所終了。同年、弁護士登録。普段の業務の傍ら、日本にいる難民の法的支援や難民認定法の改正のロビーイングやキャンペーンにかかわる。2006年6月米国ニューヨーク大学ロースクール修士課程終了(国際法)。2007年、米国ニューヨーク州弁護士。2006年から、国際NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチのニューヨーク本部のフェロー。2007年から日本駐在員。

著書/“ようこそ”といえる日本へ(岩波書店、2005年)  テキストブック 現代の人権 第3版(日本評論社、2004年)

土井さんよりメッセージをいただきました >>

特別上映会

シルク

特別上映会 詳細 ハートビート

■監督/下倉功 
■製作国/日本 
■製作年/2006年 
■上映時間/112分

30歳を目前にして不倫がバレ、会社を辞めることになった由衣は、ふとしたきっかけでゲイの直也と出会う。自分らしく生きるために家族を捨てた直也だったが、もう一度息子に会いたいと願う。由衣、由衣を慕う新入社員・一心(いっしん)を巻き込んで、直也の息子探しの旅が始まった。旅を通じて3人の心に少しずつ変化が現れていく。

監督、スタッフ、出演者の皆様よりメッセージをいただきました >>

■監督、下倉功さん
今回は名誉ある映画祭からお声を掛けて頂き有難う御座います。作家としては多くの観客の皆様にご覧なって頂くことは大変喜ばしい事であり名誉な事と感じます。

この作品の現場では私の不注意から大きな事故を発生させ死の境を彷徨う経験をしました。当時のキャスト、スタッフやロケ現場の方々が私の命を救ってくれました。その後、撮影が中断しこのまま継続、不可能とみんなが思ったものです。関わった方々の応援で杖をつきながらの撮影開始。撮影だけでも1年を要した作品になってしましましたがこの作品のお陰で私の人生も変わったと今では痛感して居ります。まだまだ未熟な作品ではありますが作品から何かを受け取って頂ければ幸いと感じます。

また、今回はゲイのキャラクターを創造するうえで実際のゲイの方々よりご協力、アドバイスを得ました。純粋に人生を歩むことはヘテロだろうがマイノリティだろうが関係ありません。多くの方々は人生につまずく事があるでしょう。でも人生はその山あり谷ありだからこそ楽しいのだと感じて頂きたいものです。今回は本当に有難う御座いました。感謝しております。

■主演、西川方啓さん(ゲイの直也役)
3年前に千葉県で撮影した作品が、今、青森県のみなさんの前にあるのが、とても不思議に思われます。そして、時間と場所を越えて、作品を共有出来る事が嬉しい限りです。どうぞ、ゆっくりとご鑑賞下さい。

■主演、峰野勝成さん(後輩、一心役)
今回、この様な機会をいただいた事を、とても嬉しく思います。撮影期間が長かったので、役と物語に思い切り浸る事ができました。共演者とのいい出会いも含め、自分にとって少し特別な作品です。物語とは別のところでも、何か感じていただけたら嬉しいです。

■出演、佐々木省三さん(ヒロインの父親役)
ゲイの男とその息子・妻との物語が、この話の一つの柱だとすれば、僕の話は父と娘の葛藤と和解を描く別の一つの柱。ご覧ください。

■出演、三坂知絵子さん(不倫相手の奥さん役)※4時間版では多く出演しています。
このたび、青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル2008にて「シルク」が上映されることを聞き、とてもうれしく、感謝の心でいっぱいです。ありがとうございます。映画とは、作り物、フィクションですが、映画を見たときに生じる感情というのは、間違いのないもの、その人その人にとってまぎれもない真実であると思います。「シルク」が、どうかみなさまの心に、一粒でも二粒でも、前向きな種を残せたらいいなと思っています。

■スタッフ、岩佐英雄さん
撮影当時、シルクは僕にとって心の支えでした。今となっては僕の人生の誇りです。人間が本気で生きることが、いかに格好悪くて格好良くてどれだけ無意味で価値があるのか。ただ単純に人を愛することの身近さをただ素直に信じるってことは決して間違ってないってこと。弱さとは恥ずべきことじゃないってこと。そして優しさとは弱さじゃないってこと。この映画を観て、思い知ってください。(笑)

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