「SRS ♂ありきたりなふたり♀」「カミングアウト」監督 犬童一利さんよりメッセージをいただきました。
この度は「青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル」にお招き頂きまして誠にありがとうございます。更に『カミングアウト』と『SRS~♂ありきたりなふたり♀~』の2作品を上映頂けるとの事で大変光栄です。両作品ともにLGBTがテーマとなっておりますが、企画の発端は全く別々のものでした。
『SRS~♂ありきたりなふたり♀~』は、主演の続城健太郎さんの実体験を基にした物語でして、所属事務所社長で本作のプロデューサーである高田さんよりオファーを頂き制作された作品です。2011年の秋に撮影をした作品が今改めて注目を頂ける事は大変嬉しい事です。キャストを始め、携わった人達も喜んでおります。
『カミングアウト』は、完全に私のオリジナルの企画・物語なのですが、元々は同性愛をテーマとした作品を作ろうというわけではありませんでした。心の中ではどこか不満を抱きつつも、流れで生きていける現代日本に対して不健全さを感じ、《自分と真剣に向き合う事》を描くために、選んだテーマが同性愛者のカミングアウトでした。
詳しい企画意図等は下記の2CHOPOさんに記事にして頂いておりますので、よろしければ是非ご覧下さいませ。
【LGBT映画『カミングアウト』犬童一利監督2CHOPO独占インタビュー】
丁度、年始に別企画の取材で青森を訪れたりもしていたので、非常に縁を感じています。
私はLGBT当事者ではありませんが、映画の力を通じて、LGBTに関しての知識や理解が広まり、少しでも皆が居心地の良い社会の創造に繋がれば嬉しいです。是非、この2作品のメッセージが青森を始めとした皆様の心に届く事を楽しみにしています。