上映プログラム / Programs

1 13:00~14:25 ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき~空と木の実の9年間~ 84分
2 14:45~15:55 おばけのマリコローズ 66分
3 16:15~17:50 アバウト・レイ 16歳の決断 92分

ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき~空と木の実の9年間~

■監督:常井美幸 Miyuki Tokoi
■製作国:日本 ■製作年:2019年 ■上映時間:84分 ■言語:日本語(英語字幕あり)
東京ドキュメンタリー映画祭2019 観客賞受賞

女性として生まれたが、自分の性に違和感を感じ続けていた小林空雅さん。13歳のとき、心は男性/生物学的には女性である「性同一性障害」と診断される。そして、17歳の時に出場した弁論大会では、700人もの観客を前に、男性として生きていくことを宣言。そして若干20歳で性別適合手術を受け、戸籍も男性に変えた。本作はそんな1人の若者の9年間の変化と成長を描いた《こころの居場所》についてのドキュメンタリーです。

LGBTQやジェンダー、同性婚の問題など、いま性についての関心が世界中で広がっています。この映画は、性の違和に苦しみ、それでも自分らしく生きる人々の姿を通して《性別》に限らず、誰もが生きやすい社会に近づくための気付きを与えてくれます。

ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき~空と木の実の9年間~

おばけのマリコローズ

■監督:小林でび Devi Kobayashi
■製作国:日本 ■製作年:2009年 ■上映時間:66分 ■言語:日本語
ひろしま映像展2010グランプリ、演技賞 受賞
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010ファンタランド大賞イベント部門 受賞

バイト先のかわいい女の子に思いを寄せる女の子、ネギ子。しかしそのハニーには彼氏が!?・・・落胆するネギ子の前に現れたのは、明治の昔からそのアパートに棲みつく幽霊のマリコローズだった。ローズとネギ子は恋愛成就?大作戦を展開するのだが、事態は逆にややこしくなって・・・。小林でび監督みずからが歌って踊る、ゲイで!ホラーで!ちょっぴりせつないラブストーリー。

2010年に当映画祭で上映された作品です。「また観たい!」という多くの方々の声により、再上映となりました!

おばけのマリコローズ

アバウト・レイ 16歳の決断

■監督:ゲイビー・デラル Gaby Dellal
■製作国:USA  ■製作年:2015年 ■上映時間:92分 ■言語:英語(日本語字幕あり) ■原題:3 Generations

16歳になり、身も心も男の子として生きたいと決断した主人公・レイ。医者から受け取ったホルモン治療についての資料を手渡されたシングルマザーのマギーは、「突然、息子を育てることになるなんて・・」と、動揺を隠せない。共に暮らすレズビアンのおばあちゃんのドリーもレイのことをイマイチ理解ができないでいる。一方、髪を短く切り、身体を鍛え、少しずつ“本当の自分”に近づいていくことで生き生きしてくるレイ。そんな姿を見てマギーは意を決して、治療の同意書のサインをもらうために、何年も会っていない別れた夫に会いに行くのだが、そこでまさかの“家族の秘密”が明らかになる!

アバウト・レイ 16歳の決断