上映プログラム / Programs

1 13:00-14:50 セルロイド・クローゼット デジタルリマスター版 104分
2 15:15-16:00 日本短編作品集 39分
3 16:25-18:15 ブルーボーイ事件 106分

『セルロイド・クローゼット デジタルリマスター版』

■監督:Rob Epstein / ロブ・エプスタイン Jeffrey Friedman / ジェフリー・フリードマン
■製作国:USA ■製作年:1995年 ■上映時間:104分
■言語:英語(日本語字幕あり) ■原題:The Celluloid Close
■受賞歴:1996年 ベルリン国際映画祭テディ賞最優秀ドキュメンタリー映画賞
     1996年 サンダンス映画祭表現の自由賞
     1996年 GLAADメディア賞ヴィト・ルッソ賞
     1997年 ピーボディ賞

同性愛はハリウッド映画でどのように描かれてきたのか?もしくは描かれてこなかったのか?どのような創意工夫が凝らされ、いかにして独自の映画表現をつかみ取ってきたのか?120本もの作品をひも解きながら、トム・ハンクス、シャーリー・マクレーン等ハリウッドを代表する俳優、監督、プロデューサーらへのインタビューを通し、映画史を裏面から読み解き、“もう一つのハリウッド映画史”を明らかにする革新的な作品である。

セルロイド・クローゼット デジタルリマスター版 シーンカット

日本短編作品集

『誰も悪くないのにね』

■監督:大森歩 / Ayumi Omori
■製作国:日本 ■製作年:2025年 ■上映時間:11分 
■言語:日本語(日本語・英語字幕あり) ■英題:Even Though No One is to Blame
■受賞歴:映文連アワード2025 ソーシャルコミュニケーション部門優秀賞

大学を卒業する前に、両親に伝えておこうと息子は思った。意を決したカミングアウトは拍子抜けするほどあっけなく終わる。だがはりつめたその空気のせいか、小さな言葉がトゲのように痛い。そして穏やかな顔の裏で波紋のように広がる気持ちをカミングアウトする側も、される側も止められなかった。カミングアウトする側の気持ちを描くだけでなく、される側の気持ちを描き、その痛みはやがて家族のあたらしい関係のはじまりに変わっていく。その波紋の折り返しを、当事者の心情を、描いた作品です。

誰も悪くないのにね シーンカット


『チェンジマイノリティ』

■監督:浅沼智也 / Tomoya Asanuma
■製作国:日本 ■製作年:2023年 ■上映時間:8分 
■言語:日本語 ■英題:Change Minority
■受賞歴:Best Short Film — Shunyatam International Film Festival 2023

この世界では同性愛が「当たり前」。サラリーマンの優紀(主人公)は異性愛者で、異性のパートナーと結婚を考えているが、法律や社会的に「異性婚」が認められず、家族にすらカミングアウトできない日々を送っている。同性愛が“普通”とされる社会で、優紀は職場や日常生活における同調圧力に苦しみながらも、自分のアイデンティティと異性愛者としての気持ちを取り戻そうと葛藤する。

わずか8分の短編ながら、逆転した世界観を通して「マジョリティとマイノリティ」という普遍的なテーマを問いかける作品。

チェンジマイノリティ シーンカット


『カミングアウトジャーニー2 結婚式篇』

■監督:吉野和保 / Kazuho Yoshino
■製作国:日本  ■製作年:2025年 ■上映時間:20分
■言語:日本語(日本語字幕あり) ■英題: The Journey For Coming Out 2
■受賞歴:第21回香川レインボー映画祭実行委員会賞

2025年春。HIVやゲイであることをカミングアウトした後に何が起こったのか、起こらなかったのか。男性パートナーとの結婚式を前にどうしても話しておきたいこととは何か。だれも見たことがないカミングアウトの”その後”の物語をドキュメンタリーで伝えたい。

昨年当映画祭で上映された『カミングアウトジャーニー』の続編です。

カミングアウトジャーニー2 結婚式編 シーンカット

『ブルーボーイ事件』

■監督: 飯塚花笑 / Kasho Iizuka
■製作国:日本 ■製作年:2025年 ■上映時間:106分
■言語:日本語(日本語字幕あり) ■英題:Blue Boy Trial
■受賞歴:おおさかシネマフェスティバル2026
     日本映画部門 新人女優賞:中川未悠

1960年代後期、東京オリンピックや大阪万博で沸く高度経済成長期の日本。国際化に向け売春の取り締まりを強化する中、性別適合手術(*当時の呼称は性転換手術)を受けた通称ブルーボーイたちを一掃し街を浄化するため、検察は手術を行った医師を逮捕。手術の違法性を問う裁判には、実際に手術を受けた証人たちが出廷した。

かつて実際に起きた「ブルーボーイ事件」に基づく作品。知られざる歴史がここにある。

ブルーボーイ事件 シーンカット